四季2012年-№007高崎自然の森&宝篋山 *ウツギ、コゴメウツギ、スイカズラ、シナノキ、エゴノキ、ガマズミ、モミジイチゴ、イボタノキ、クサフジ、センダングサ、イチゴツナギ、タツナミソウ、フタリシズカ、ハナイカダ、ヤマボウシなど*
撮影:202/5/24-26
26日は宝篋山へ、
コース
宝篋山小田休憩所駐車場8:05―(0:20)―>五輪塔8:25―(0:30)―>純平歩道出合8:55―(0:10)―>常願寺分岐9:05―(0:20)―>山桜の森9:25―(0:13)―>9:38宝篋山山頂9:50―(0:40)―>野鳥の森10:30―(0:15)―>尖浅間山10:45―(0:45)―>11:30宝篋山小田休憩所駐車場
極楽寺コース・常願寺コース分岐で今日は極楽寺コースを登って、下山は常願寺コースと決める、尼寺道で小田城コースへ進み、七曲・硯石経由、下山は山口コース(1)を下って、大池公園バス停からバスがあれば小田十字路バス停まで乗り、無ければ市立山口小学校手前を左折し、ラ・フィーネつくば根を経て溜池の縁を通り、国道125に出て戻っても面白い。
スイカズラ 吸葛 スイカズラ科
この季節あちこちで見られるが、白色と黄色の花を付けている、枝先の葉腋に2個ずつ花が咲き、はじめは白色でやや淡紅色を帯びるが、のちに黄色になる。雄しべは5個、雌しべは1個です、写真で先頭が緑色が雌しべです。可愛い作りです!
極楽寺コースに入るとすぐ、スイカズラ、ウツギ、ノイバラ、イボタノキと咲きだしている。ゲートを開け石造地蔵菩薩立像をお参りする。
イボタノキ 水蝋の木 モクセイ科
コゴメウツギと同じ時期に咲く、どちらも可愛い花を咲かせる。
ウツギ 空木 ユキノシタ科
田舎の長野でも、ここつくば市でも畑の境界点に良く植えられています、別名ウノハナ。
五輪塔入口、ここで極楽寺コースを離れるが五輪塔経由で再び極楽寺コースに合流するコースがあります、従ってここは左折して五輪塔に立寄りたい。
五輪塔の右奥に登山道が続き、右方向に進むと、足元に三体の小さな塔が三体祀られている。
沢を渡って極楽寺コースへ合流する、美しい小滝が続き、登山道の外れにタツナミソウがひっそり咲いている。
タツナミソウ 立浪草 タツナミソウ科
この先の山桜の森から山頂に向かう登山道に群れている、全ての花が片側を向いて咲く、とても可憐です。
上を見あげるとジャケツイバラが鮮やかな黄色の花を見せてくれる。
ジャケツイバラ 蛇結茨 マメ科
大木につるを伸ばし、からみつき、まるで大木を乗っ取る、その上で総状花序を枝先からだし、鮮黄色の花を咲かせている。
ジャケツイバラは鋭い刺を持ち、藪で出合ったら大変です、マメ科で豆果は長さ10㌢ほどで種子は10個程入っている。
どんどん登ると、山桜の森、広い登山道(林道)を緩やかにのぼる、右の藪の縁にタツナミソウが群れている。
コゴメウツギ 小米空木 バラ科
ウツギはユキノシタ科だが、コゴメウツギはバラ科、ユキヤナギの仲間です、筑波山山麓にも自宅周辺にも沢山みかけます、仕事は都心へ通勤でしたが若い内につくば市に住居を構え、自然の中で過ごせることは幸せです!
林道は、宝篋山山頂手前で右に曲がりますが、角に細い登山道が山頂を目指しています。拾遺を見渡すと、ウマノアシガタ(キンポウゲ)が地面を黄色く染めています。
ウマノアシガタ 馬の脚形 キンポウゲ科
花弁は鮮やかな黄色で光沢があり、一度出合ったら忘れられない!
細い登山道は雑木林だが、最後は富士山を背に急斜面を登る、美しいヤマザクラとズミが迎えてくれる。
途中、お話をしたご夫婦、先着のご夫婦、、弁当を広げ済ました頃、登山口の駐車場で挨拶したご夫婦が到着、、、。
下山は山口コース(1)方向に下って、宝篋山を回る林道に出て、この林道で山頂を巻き、常願寺コースへ向かうことにする。
ハナイカダ、コアジサイ、ウグイスカグラ、コゴメウツギ、フタリシズカ、マツムシソウなど次々と現れる。
ハナイカダ 花筏 ミズキ科
雌雄異株で、この株は雌株で、写真のものは雌株。
コアジサイ 小紫陽花 ユキノシタ科
筑波山周辺の見頃は6月中旬、装飾花を持たないが貧乏ではありません、雄しべ10個、花柱は3~4個とガクアジサイに負けてはいません。
フタリシズカ 二人静 センリョウ科
筑波山周辺でヒトリシズカを最近見かけません、三人いても二人なんですネ
万博記念の森手前からグルット宝篋山の北側を歩き、表に回って、再び山桜の森を通過し、野鳥の森へ向かいます、鞍部から登り返し野鳥の森です。
オオアマドコロ 大甘野老 ユリ科
大きくて本来のアマドコロの可愛さはちょっと足りませんが素晴らしい姿です。
野鳥の森でバードウォッチングを楽しむ人を見掛ませんが!
尖浅間山を越え、急傾斜を下り、 美滝の連続、
今日も犬を連れての登山者、犬の後始末をしない人がいました、これでは孫を沢で遊ばせられない!筑波山にも多く見かけます、愛犬なら愛犬の権威を守るのも飼い主です!
田植えの時期、池の水は汚れても、ヤナギの新芽は美しい。隣の大木ヤナギから真っ白い雪のようなものが沢山舞っている、そろそろ新緑の季節から梅雨、そして真夏がやってくる宝篋山山麓の風物です。
以下:つくば市城山周辺を歩いての植物観察!
23日はようやく登山道から雪が消えた那須に遊びに行ってきた、那須で有名なミネザクラはつぼみでした、茶臼岳は関東が真夏のような気温といのに、冷たい北風でした。今日は宝篋山、汗ばむ陽気です、ちょっと我が家の周辺のお花を見てみます。
自宅近くの林 キウイフルーツ マタタビ科
農道 キウイフルーツ マタタビ科
キウイフルーツには、シマサルナシ、サルナシ、マタタビが仲間、ただミヤママタタビは雌雄異株だって!
マタタビ科、マタタビは葉は互生、花期には枝先の葉が白くなる、葉のわきに芳香の白い花を咲かせる、雄花・雌花・両性花とあって、雄花は1~3個、雌花と両性花は一個ずつ。近くにキウイフルーツが栽培されているので観察意欲が湧きますね!
ベニヤマボウシ 紅山法師 ミズキ科
高崎自然の森には白のヤマボウシもあって、下記のように縁が赤みを帯びる美しいものもあります。
ハナミズキ(花水木)の白い花弁状の総苞片は先端が凹んでいる、同じミズキ科、
ベニバナハナミズキも同じです。
つくば市城山から高崎十字路に向かう林に立派な大木のエゴノキがあります、ガマズミも今満開見頃です、道路には花期は過ぎましたがウワミズザクラ、サルトリイバラ、、あるが、この道路は車の抜け道になってのんびり歩けない、小学生の通学路なんですけど!
シナノキ 科の木 シナノキ科
牛久自然観察の森では珍しいものがある、花の柄に葉のような苞が一枚ついている、庭木・公園樹にしたいものですね!
ドクダミ 蕺草 ドクダミ科
庭に抜いても抜いても生えてくる、痛みを感じるドクダミ、茎の上部に花穂、小さな花を多数つけている、白い花弁のように見えるのは総苞片で4枚、上記のシナノキは一枚でした。
ヒルガオ 昼顏 ヒルガオ科
散歩中、見付けると嬉しいですよね、今頃はヒルガオを見るために歩く人もおられます!
ウツギ 空木 ユキノシタ科
ウノハナといえば「夏は来ぬ」。。。
「卯の花のにほふ垣根にほととぎす早も来鳴きて・・・」、我が家の近くに多く見られ、初夏を感じます、散ると梅雨、アジサイの季節ですね!
ハコネウツギ 箱根空木 スイカズラ科
自宅周辺の民家の植木、思わず足を止めてしまいます。
特に箱根には関係ないようです。
ソバ 蕎麦 タデ科
真夏にはソバ、ソーメン、、冷たいものが欲しい、今年も節電は避けられない、花はミツバチの蜂蜜源、果実は私達用と二重の貢献、綺麗な花が道端に咲いています、今年も栽培されるのかな?それにしてもミツバチ君何処に行ってしまったのかな?
HP:わたしの天気予報
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