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2012年7月12日 (木)

霞ヶ浦野外講座―2012/07/11 霞ヶ浦環境科学センター第4回②*大小志崎ハマナス自生地南限地帯と海浜植物*

撮影:2012/7/11 ①はここ

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真夏日、植物野外講座が終わり、冷房の効くバスへ。

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キカラスウリ 黄烏瓜 ウリ科
カラスウリより葉に光沢がありなんとなくわかります、実は黄色です。

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オニヤブソテツ    今が一番綺麗です!

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キリンソウ 麒麟草 ベンケイソウ科

参考)大小志崎ハマナス自生地南限地帯と海浜植物
    2012.7.11野外講座 霞ヶ浦環境科学センターG作成

太平洋に面し、南北方向186㌔、長い茨城の海岸は黒潮・親潮の北上・南下で温暖地・北方系の植物がそれそれ北限・南限付近になっている、私達参加者は良き環境に住んでいる。

自生地の北限:ハマナデシコ、ハマビシ、マルバシャリンバイ、ネコノシタ(ハマギルマ)、イソギク、ビロードテンツキ、オオバグミ(マルバグミ)
自生地の南限:オオウメガサソウ、センダイハギ、マルバトウキ、エゾオオバコ、ハマギク、コハマギク、シロヨモギ

登山を趣味の私にとって、高山の植物図鑑を手元にあるが、海浜植物との出会いは今回が初めてであり、鹿島灘に立って驚く限りです、ノブドウが砂浜に太い枝をつけ生えている。

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ノブドウ 野葡萄 ブドウ科
直径数㌢の茎、砂にもぐり再びでている、近くにも生え、位置を確保、、。

海浜の地形は大きく砂浜・崖地に分れ、海水・潮風の影響を受け、津波(東日本大震災)の影響も受ける。
●砂丘群落
波打ちから内陸に向かって、塩分・波浪の影響・風の強さ・砂地の安定度は変わる。
コウボウムギ、ハマヒルガオ、ハマボウフウ、コウボウシバ、ハイネズ、クロマツ、ハマニンニク、ケカモノハシ、ビロードテンツキ、ハマエンドウ、オニシバ、ネコノシタ、ハマゴウ、テリハノイバラ、チガヤ
好砂性植物「飛砂に適応した形態・生育特性」
コウボウムギ、ハマニンニク、オニシバ:地下茎が発達→植物体が砂に埋もれても上向きの地下茎を伸ばす→砂上に新しい株を形成→砂をためる→小砂丘の形成
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コウボウムギ
ネコノシタ、ハマゴウ、テリハノイバラ:砂上に匍匐茎(ほふくけい、ランナー)を伸ばす→砂に埋もれると多くの芽をだして砂上に伸びあがる→新しい群落を形成(群落の移動)P12402141
テリハノイバラ 

●岩場・崖地
植物根が張りにくく、強い潮風にさらされるため高山などで見られる岩上荒原や風衝草原のような形となる。砂丘植生を構成する植物の種類は普遍性があるが岩場や崖地の植生は地域的な特徴があり、北限・南限の種類は岩場・崖地である。
海岸性のキク属:コハマギク、ハマギク、イソギク、シオギク、ノジギク、アシズリノジギク、サツマノギク
岩の隙間:タイトゴメ、ハマボッス
砂礫の堆積地やその周囲:ハマナデシコ、ラセイタソウ、テリハノイバラ、ツワブキ、キク属、オニヤブソテツ
岩場で風化が進んだ古い所:ハイネズ、マルバシャリンバイ、マサキ、オオバグミ、トベラ、オオバイボタ
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トベラ

岩場の群落の構成種は、草丈が低い、関節が短い、葉や茎が肥厚し、地下器官の発達する。内陸の種類が海岸に定着すると岩場の構成種とおなじような形態的特徴を持つ。
マツムシソウ→ソナレマツムシソウ
サワヒヨドリ→ハマサワヒヨドリ
ツリガネニンジン→マルバノハマシャジン

※霞ヶ浦湖岸でもともと海、最近まで海水が入り込んでいた。海浜植物がみられる。
下流部の沖洲:テリハノイバラ、マルバアキグミ
天王崎:コウボウシバ
和田岬:ハマヒルガオ、ハマハタザオ、ハマエンドウ
田村:ハマエンドウ、、水海道の鬼怒川岸
※琵琶湖:ハマエンドウ、ハマゴウ、ハマヒルガオ。。。2011年に知っていれば古い時代に海であった名残を実感できたのに琵琶湖を見下ろ蓬莱山&権現山
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ハマエンドウ 先生「あれ!こんなととこばでハマエンドウがあるネ」

バスははまなす公園へ向かう、国道51から直ぐ、広大な駐車場大型バスは何処に停めるのか迷うほどだ。
【「大野潮騒はまなす公園」には、全体を360度のパノラマが楽しめる「宇宙展望塔」をはじめ、鹿嶋の暮らしの今昔を展示する郷土資料館、世界の名画(複製)を集めた美術館、そしてまた人々のコミニュケーションの場として親しまれています。】が今日は昼食後に「鹿島灘の伝説を学ぶ」。

境内に入ると深い森の公園、勿論無料です、心配の夏の日差しは大木の木々が遮ってくれる。

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大きな吊り橋だ長者の橋と呼ぶ
この橋の後ろが多目的広場、また鹿島灘に向かっての日本一のローラーすべり台など子供達の遊び場はそろっている。

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境内の庭園

昼食後、バスに戻って、移動するが、なんと写真の吊橋を渡る、、、?昼食後歩いて移動も可能だった!

鹿島灘の伝説を学ぶ

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鹿島灘の伝説を学ぶ

縄文時代後期の霞ヶ浦沿岸の貝塚から土器の表面から海水煮沸を確認、これが製塩活動に利用した製塩土器であり、この土器で製塩は霞ヶ浦沿岸・利根川下流域など県内で約20ヶ所あるそうです。

この製法は縄文時代晩期以降減少し、製塩土器は姿を消した、海退減少で塩分濃度が下がり梅に依存した生活を捨て集団移住していったと考えられるそうです、弥生時代では遺跡は県南より県北の多くなり、悪天・海水の逆流などで稲作には不適切だったことが原因、その後製塩活動は復活し霞ヶ浦沿岸南部や鹿島灘沿岸の各地で製塩が行われている。奈良時代にも行われ、古墳時代の製塩遺跡が発見されている。

食塩の製法・伝授・誉れ・希少価値・。。から神格化され製塩地だけでなく流通地域にも塩釜神社が祭れ、全国に114社あり、最も多い所は福島県・香川県、次いで岡山県、新潟県、徳島県、、海ない栃木県・長野県にも塩釜神社がある。

県内でな6社、沿岸い多いが、岩瀬に塩釜神社あって面白い、富谷山の東山麓にあり塩の流通路だろう、鹿島灘は塩釜が多く各地から移住して集落を創ったという、また鹿島灘では砂鉄から製塩に必要な鉄製の丸釜が使われ成果を上げたという。「文太」物語で①塩を売る目的②労働の代価として塩籠を要求③自立したい商人気概④塩に含まれる苦汁を除去。。。。大きな利益を得た。。。公園の長者の橋は?以上私が勝手に短く伝説を、、。

参加者で、小学生の頃、塩を造って毎日学校に持ち込んだ方の話には大変ビックリ、今日の伝説に実話が加わりとても思いで野外講座になた。

①はここ

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